熱力学法則との関係
─超伝導電磁エンジンは熱力学の法則を破らない─
フリーエネルギーのページでは、
超伝導磁石がエネルギーを生み出していると述べましたが、
これは正確に言えば、超伝導磁石が電子自体の有するエネルギーを引き出していると言うことです。
このため、超伝導電磁エンジン及び超伝導電磁エンジンによる発電(電磁力発電)と熱力学の法則は矛盾しません。
詳しくは、以下をご覧下さい。
熱力学第一法則との関係
電子が「運動」すると磁場を発生します。
この磁場のエネルギーは何が供給するのでしょうか。
この磁場のエネルギーは、電子の「運動」エネルギーが変換されたものではありません。
永久電流は磁場を発生させることにより、運動量秩序に従って一斉に「運動」エネルギーを失うことが可能であると考えられます。
しかるに、永久電流は、磁場の発生により「運動」エネルギーを失って減衰することが無いのです。
また、電場によって運動させられたときの電場のエネルギーでもありません。
電場が加えられていない永久電流でも磁場を発生させ続けるからです。
従って、電子自体の持つエネルギーが磁場の源となっていると考えられます。
しかし、通常は磁場を発生させるためには、電場の力で、電子を運動させる必要があります。電子を運動させるための電力を供給する必要があります。
常伝導状態においては、大きな電力供給がなければ、強大な磁場を維持できないのです。
ところが、超伝導状態では、超伝導状態を保つために電力は必要としても、電子が抵抗ゼロで運動し続けるので、電子を運動させるための電力を供給する必要がありません。
結果として、超伝導磁石においては、小さな電力供給で強大な磁場のエネルギーが利用可能になります。
ですから、超伝導電磁エンジンは超伝導磁石を要素とすることで、電子が元々持っているエネルギーを利用するに過ぎず、熱力学第一法則には反しません。
熱力学第二法則との関係
超伝導電磁エンジンは、超伝導磁石の磁場のエネルギー(A)と脈流のエネルギー(B)と超伝導磁石を低温に保つための電気エネルギー(C)を利用します。
これらを利用して超伝導電磁エンジンが持つ推進力のエネルギー(D)は、利用するエネルギー(A+B+C)よりも、小さいものです。
D<A+B+C
そして、超伝導電磁エンジンを利用した電磁力発電による得られる電気エネルギー(E)は、超伝導電磁エンジンが持つ推進力のエネルギー(D)よりも小さいものです。
E<D
ですから、
E<D<A+B+C
となり、熱力学第二法則に反しません。
ただし、E>B+C
という関係を成立させることができます。
差し引き大きい分(E−B−C)だけ、供給した電力(B+C)よりも大きい電力(E)を手に入れることができます。
そのような計算結果を得られます。
これは、超伝導磁石においては、小さな電力供給で強大磁場のエネルギーが利用可能になり、その超伝導磁石の強大磁場のエネルギーを超伝導電磁エンジンが利用しているからです。
結果として、フリーエネルギーを得ることができます。
一見熱力学の法則に反するような電磁力発電が可能となる理由、および発電を可能とする具体的計算例については、でじたる書房販売の電子書籍『銀河への道』をご覧下さい。